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トモエリバーの性能と歴史

Davinciリフィルとトモエリバー

「トモエリバー」。ダ・ヴィンチリフィルの性能を語る上でとても重要なファクターです。

ダ・ヴィンチシステム手帳と切っても切れない縁のある紙「トモエリバー手帳用」について、レイメイ藤井のシステム手帳に対する強いこだわりについて語ります。

性能

トモエリバー手帳用について

トモエリバー手帳用について

トモエリバー 100枚の厚さ比較
トモエリバー 手帳専用紙
"トモエリバー手帳用"

株式会社巴川製紙所が造る手帳専用紙。

1980年代当時、同社の持つ高い技術で薄くて軽いけれど多色印刷ができる高機能の紙を開発。「トモエリバー」と名付けられ、取扱説明書の軽量化や多くの情報が書き込めるうえに低料金で郵送できる紙として、保険の約款・ダイレクトメールなど多岐にわたり採用されました。そして、その特性を活かし「トモエリバー手帳用」が開発され、それが名を馳せて現在に至ります。

トモエリバー 手帳専用紙"トモエリバー手帳用"
厚さ 100枚の厚さ比較

トモエリバー手帳用の何処がいいの?

裏移り 裏抜けしにくいトモエリバー手帳用

トモエリバー手帳用の何処がいいの?

裏移り 裏抜けしにくいトモエリバー手帳用

トモエリバー手帳用の特性は薄くて軽い割に強度があり、インクが適度に染みこむけれど裏抜けしにくいというもの。薄くて軽いとより多くの枚数を運ぶのに都合が良く、インクの裏抜けに強いと万年筆やボールペン、マーカーなどあらゆる筆記具の使用に適しています。さらに適度な強度は、頻繁にページをめくる手帳に打って付けなのです。

歴史

ダ・ヴィンチと
トモエリバー手帳用の関係

スマートフォンが普及するまで、多くの情報を持ち歩くツールの最たるものはシステム手帳でした。

そのシステム手帳を得意とするレイメイ藤井が創ったのは専用のリフィルです。金属製のリングを通す穴が必要で、より多くの枚数を持ち運ぶための薄さ・軽さ・強度が求められました。システム手帳という革製高級手帳ユーザーの性格上万年筆ユーザーも多く、インクの裏抜けに強いことも重要でした。

トモエリバー レイメイ藤井オリジナルとして進化

そのような時、株式会社巴川製紙所との出会いがあり、あらゆる条件を満たす紙「トモエリバー手帳用」の存在を知ることになったのです。それから、基本性能が高いトモエリバー手帳用52g/㎡(厚み約0.06㎜)に、システム手帳リフィル用としての強度を増すために改良を加えた紙が出来上がりました。現在ダ・ヴィンチリフィルに使用しているトモエリバー手帳用64g/㎡(厚み約0.07㎜)はレイメイ藤井だけのオリジナルです。

トモエリバー レイメイ藤井オリジナルとして進化

レイメイ藤井はいつから
トモエリバー手帳用を使っているの?

レイメイ藤井がダ・ヴィンチシステム手帳の販売をスタートしたのは1996年です。その時はすでにリフィルはオリジナルのトモエリバー手帳用を使用していました。

ウォルターウルフ ウォルターウルフシステム手帳

実は、トモエリバーのリフィルを最初にラインナップしたのはダ・ヴィンチではなかったのです。ご存知でしょうか、ウォルターウルフのことを。かつてF1グランプリなどのモータースポーツで活躍していた実業家のレーシングチームブランドです。かなりカッコいいブランドマークで、レイメイ藤井が手掛けたウォルターウルフブランドのシステム手帳もモータースポーツブランドらしく、タイヤのパターンを模したゴムと革で造られるなど今見ても極めて珍しいものでした。

1990年頃そのような斬新なウォルターウルフブランドの中で、トモエリバー手帳用を使ったシステム手帳に最適のリフィルが生まれ、ダ・ヴィンチに引き継がれてきたのです。