

竹の需要は生活様式の変化とともに減り、管理されず放置された竹林が様々な竹害を引き起こしています。
繁殖力が非常に強く成長の早い竹は、隣接森林へ広がり、他の植物の生育を阻害し、枯死させてしまいます。そのため里山の生態系に影響を与えます。また、竹の根は広く浅く伸びるため土壌保持力が低く、地滑りや崖崩れの原因になるとも言われています。
伐採しても、放置したままでは土に還るまで何年も必要とし、焼却するには費用がかかるため、竹を持続的に活用できる体制が、地域経済への貢献と竹林の整備に繋がります。
竹紙リフィルで使用している紙は、国産竹100%を原料にしています。国産竹を継続的に活用することで、環境や生物多様性の保全、地域貢献につながります。SDGsで掲げられている目標の達成にも貢献します。

放置竹林のイメージ

伐採された竹材のイメージ
(竹紙の製造に使われる竹材とは直接関係のないイメージです)

【 竹紙リフィルの特長 】

光沢のある塗工紙ではボールペンのペン先が滑ってうまく書けないことがありますが、竹紙は、表面を塗工していない『非塗工紙』なので、ボールペンでの筆記に適しています。手ざわりも、書きごこちも、見た目にも優しい風合いです。

広葉樹パルプと針葉樹パルプの中間的性質を持つ竹紙は、一般的な上質紙と比べて強度があります。消せるボールペンや鉛筆での書き消しを繰り返しても紙の表面が傷みづらい耐久性を持っています。

竹紙の中でも、厚めのしっかりした紙を使用しています。薄い紙では消字のときに力が入ってしまい、紙がクシャッとよれてしまったり、折れたり、リング穴が破れてしまうことがありますが、竹紙リフィルは簡単に折れたり破れたりしない安心感があります。

クラフト紙のようなナチュラルな紙色は、どんな色のインクにもなじみ、白インクでの筆記も可能です。消せるボールペンなどで完全に消字しきれていないインクの残りや、筆圧による紙の僅かな凹みが、白い紙と比べて目立ちません。
※当社従来品と比較しての感想です。使用する筆記具や筆圧、使用者によって異なります。