KUM(クム)社は、1919年にドイツで設立された削り器や定規などを製造するメーカーです。
社名のKUMとはドイツ語で”Kunststoff&Metal”「プラスチックと金属」を意味し、その名の通り金属とプラスチックの高い加工技術により、全ての商品を自社で製造しています。KUM削り器の最大の特長は精度とブレード(刃)の品質にあり、すぐれた耐久性を実現しています。
また、品質以外でもバラエティーなファンシーラインの削り器は、KUMの魅力の一つとなっており、今日では世界120カ国以上に輸出するトップブランドとして、その品質とデザイン性が認められています。
良く削れる硬い刃刃は高炭素鋼(ハイカーボンスチール)で出来ており、一般的に使用されるステンレススチールに比べて非常に硬い素材です。また、錆防止のために研摩や超音波洗浄の後、オイルコーティングが施されているので、錆にくく耐久性に優れています。 |
木の繊維に沿う湾曲した刃刃は平ではなく湾曲しています。これは刃を止めているネジに一定の上向きの圧力をかけ、ネジの緩みを防ぎます。また、削る際に湾曲した刃が上下し、木の繊維に沿った動きをする事で、削る際の摩擦は軽減され、削りやすくなります。 |
鉛筆の削りやすさの秘密削り穴手前に挿入ガイドがあり、少し長めに作られています。鉛筆が回転する際、穴の円錐形による支えに加え、そのガイドが鉛筆軸を覆うことで、鉛筆は垂直を保ちやすくなり、スムーズに削れます。また、円錐形の内側表面には、摩擦を軽減するためヘアライン加工が施されています。 |
こだわりをもって厳選された素材精密な金属削り器本体にはマグネシウム合金が使用されており、とても軽く削りにも耐えうる十分な耐久性を兼ね備えています。また、プラスチック製削り器には、高品質なポリスチレンだけを使用しているため、耐久性に優れています。 |
鉛筆削り器KUM削り器は、1穴タイプと2穴タイプに分けられます。 |
芯研器芯研器は2穴タイプと1穴タイプがあり、1穴タイプはφ2mm用。2穴タイプは白がφ2mm、赤がφ3.15mmの芯を削ることが出来ます。 |
スタンダード(φ8mm) | |
先丸タイプ(φ8mm) 芯先を丸く仕上げることが出来ます。色鉛筆などに適しています。 |
|
ロングタイプ(φ8mm) スタンダードに比べ、削り器穴が深いため、芯を長く削ることができます。 |
|
太軸タイプ(φ11mm) | |
芯研器(φ2mm/φ3.15mm) |