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開発背景

見たこともない革との出会い

ロロマクラシック

ロロマを革問屋さんから紹介を受けた時の衝撃を今でも覚えている。白い粉浮きの状態の革の端を少しこすると、みるみるうちに漆黒の艶あるみずみずしい姿へと変化したのである。後から聞くと、革に染み込んだワックスとオイルが擦られた摩擦により呼び出され変化するとのこと。

この革の特長を生かした造りにする為、本来革の手帳ではあまり良しとされない切り返しの多いデザインにした。革と革が重なり凹凸ができる為、外部に当たりやすくなり、艶が出やすくなる。また、クッション芯材を入れたキワに念引きを入れて角を作り、艶の見せ場を多くした。

ロロマクラシック
イメージカット
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ロロマクラシックの特徴

ロロマクラシック
国産のステアハイド(去勢された雄牛の成牛)
鞣し
植物性タンニン鞣し、通常の1.5倍の時間をかけ2回鞣す
染色
アニリン仕上げ(水染め着色)最も革らしさを自然のまま表現できる仕上げ。染料を主体とし、塗膜の透明度は最も高い。
経年変化
磨くとすぐに艶が出る、深い色合いになっていく。

インディアン・ジュエリーアーティストの作品からインスパイアされた、艶が特徴の革を使用。植物性タンニンで1.5倍の時間をかけ2回鞣し、オイルとワックスをたっぷりと染みこませた重厚な革は、磨くことによって輝きが増し、ジュエリーの様な艶を感じることができる。