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開発背景

自然の恵みを表現した手帳

オールアース

革の基となる動物の生皮は、体の部位によって傷やシワの表情が異なる。だから、同じ品質・表情の革製品を量産するには、その傷やシワを消さなければならない。それは革製システム手帳においても同様で、2006年当時革本来の表情を好むシステム手帳ファン達の欲求を満たす商品はなかった。

そんな中、余計な加工を施さない自然な革の表情を堪能できるシステム手帳「アースレザー」を開発、発売に踏み切ったのである。そのコンセプトがシステム手帳ファンに受け入れられるか不安なスタートを切ったものの、自然のままの風合いと美しい経年変化は、ファンの理解を得て大評判になり、人気シリーズの地位を確立している。

そして今回は、ファン達の長年にわたるご要望に応え、全パーツをアースレザーのみで造りあげた。それが「オールアース」である。

オールアース
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オールアースの特徴

アースレザー
国産のステアハイド(去勢された雄牛の成牛)
鞣し
植物性タンニン鞣し(姫路)
染色
アニリン仕上げ(水染め着色)最も革らしさを自然のまま表現できる仕上げ。染料を主体とし、塗膜の透明度は最も高い。
経年変化
ゆっくりと経年変化し、色の深みが増してくる
自然乾燥
自然の環境下でじっくり自然乾燥するので、強く引き締まった革になる

姫路で鞣され染色された良質の国産ステアハイドに、職人ならではの絶妙なバランスでオイルとワックスを吹き付け、アイロンで定着させる。この工程を何度も繰り返すことにより得られた透明感のある濃淡の美しさと、しっとりとしたカーフ(子牛)のような滑らかな手触りが特徴。高価な動物性オイルを多用しているので、コンディションが安定し渋みやアンティークな経年変化が楽しめる。