強さと優しさを兼ね備えた革

山羊革は牛革と比べて繊維が緻密で非常に強く、薄くて軽い、摩擦に強くて丈夫という特性を持っており、古くから靴や手袋、バッグなどの素材として重用されてきた。柔らかくて弾力があり肌触りの良い優しい質感を好まれて、欧州のファッションブランドで女性向けの靴やバッグに多く用いられている。

そして、システム手帳の素材として最良な山羊革を探す中で出会ったのが、このエアリーゴートの革である。この希少な革は、植物性タンニンとアルミニウムを使ったコンビネーションで鞣されている。アルミニウム鞣しはコストがかかるものの、クロム鞣しと比べて環境への負荷が非常に少ないエコな鞣し方で、出来上がった革はクロム鞣しの革と同等の性質を持つ。植物タンニンとアルミニウムのコンビネーションで鞣されたこのエアリーゴートの革は、手に持った感触も環境にも優しい革であり、使い込むほどにゆっくりと艶が増す経年変化も楽しめる。