用語説明
- 倍率
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倍率は高いほど大きく見えますが、一般的に倍率が高いほど視野が狭く、明るさも暗くなります。また、手ぶれが起こりやすくなります。手持ちで見やすい倍率は10倍ぐらいまでとされています。
- 対物レンズ有効径
- レンズ径が大きいほど光の量が多くなり、明るさが大きくなります。
- レンズコート
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マルチコート |
3層以上のコーティングで高コントラストを実現します。 |
フーリーコート |
レンズ全面(対物レンズ・接眼レンズ)にコーティングを施し、光の損失を高いレベルで抑えます。 |
- 実視界
- 実視界が広いほど一度に見られる範囲が広がり、動きの多い対象物を見るのに適しています。
- 見かけ視界
- 双眼鏡をのぞいた際の視野の広さを角度で示しています。見かけ視界が広いと高倍率でもより一層の臨場感が味わえます。
- 1000m先の視界
- 双眼鏡を動かさずに見られる1000m先の範囲をメートルで表したものです。視界の広さを表します。
- ひとみ径
- 接眼レンズによってできる対物レンズの像の直径のことを言います。この直径が大きいほど視界が明るくなります。
- アイレリーフ
- 接眼レンズから「ひとみ」ができる位置(アイポイント)まで測った長さをアイレリーフといいます。
- 明るさ
- この数値が大きいほど像が明るく見え、夕方や夜間の使用にも適します。
双眼鏡の種類
- ポロプリズムタイプ
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2つの直角プリズムを組み合わせた形式。光の損失がなく、明るい視界を実現する双眼鏡です。
- ダハプリズムタイプ
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接眼レンズから対物レンズまでの光軸が一直線の設計になっているスリムなデザインが特長の双眼鏡です。
- オペラグラス
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対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを使用したプリズムなしの単純な構造の双眼鏡です。
- フリーフォーカス双眼鏡
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焦点調節がいらず、双眼鏡をのぞくだけで対象物に焦点が合う焦点固定双眼鏡です。