天体望遠鏡・双眼鏡で楽しめる天体イベントを紹介
7 / 31火星大接近
15年ぶりの大接近で見かけの大きさも十分
今回は超大接近と話題となった前回の2003年以来の近さとなります。
普段の火星は見かけの大きさが小さいのですが、今回の大接近では見かけの大きさが十分にあるので、それなりに表面の模様を楽しむことができます。観測して目につくのは、真っ白な南極冠です。これは少しずつ縮小していく様子が分かります。また、1周24時間余りの火星の自転によって、表面の模様が少しずつずれていくことにも気付くことができます。
地球の軌道がほぼ真円なのに比べると、火星の軌道が少しいびつです。そのため、火星はおよそ2年2ヶ月ごとに地球に近づきますが、接近ごとに距離が異なります。